沖縄の風習・文化
はじめての象棋<チュンジー>
編集工房 東洋企画
仲村 顕 編著、 島袋百恵 イラスト B5判 96頁 定価1,650円(税込) ISBN978-4-938984-92-2 C8076 みなさんは「象棋」(チュンジー)を知っていますか? その昔、沖縄が琉球と呼ばれた頃、盤上に打つものと言えば、「囲碁」か、この「象棋」かのどちらかでした。もともとは日本将棋も、この「象棋」をルーツに持つとも言われていますが、将棋と同様に王(象棋では帥または将)を詰んだ方が勝ちというボードゲームです。現在でも中国を中心に盛んに行われ、一節には世界で5億人のプレーヤーを持つとされています。 基本的なルールは日本将棋と変わらず、二人で遊ぶ王様を詰むゲームです。象棋盤と呼ばれる盤の上で、一人あたり七種類十六個の駒(タマ)を用い、交互に打っていきます。面白いのは日本将棋と違い、取った相手の駒を自分の駒として利用することはできません。取った・取られた駒は盤の上から取りのぞくだけです。もしかしたら、みなさんのお祖父さんは、「象棋」を知っているかもしれません。世代を超えて楽しめる、丸状のユニークな駒を使った奥深い駆け引きを持つ「象棋」。付録の駒と盤を使って、家族で楽しく、その魅力に触れてみて下さい! |
プロフィール
編著者
仲村 顕(なかむら・あきら) 一九七三年沖縄県那覇市生まれ。城岳小学校、古蔵中学校、那覇高校卒業 一九九七年沖縄大学卒業 沖縄県立芸術大学附属研究所共同研究員 主な著作・論文等―共編「琉球陶瓦工家譜」(『琉球陶器の来た道』) 「琉球窯業史文化年表」(『琉球陶器の来た道』) 共編『琉球・沖縄芸能史年表(古琉球〜近代篇)』 「「琉球絵画」人名事典」(『琉球絵画展』) 共著『うちなー観光教本』 イラスト 島袋 百恵(しまぶくろ・ももえ) 一九八六年沖縄県沖縄市生まれ。室川小学校、安慶田中学校、コザ高校卒業 二◯◯九年沖縄県立芸術大学卒業 専門は日本画と版画 主な展示活動等―グループ展「ユメテン」(沖縄市) グループ展「tetra works Vol.1」(那覇市) 手作り象棋工房パッケージイラスト |