琉球・沖縄
沖縄県史(各論編5)近代
発行/沖縄県教育委員会
販売/編集工房 東洋企画 B5判 688頁 フルカラー印刷 定価11,100円(税込) ※初版300部 ISBN978-4-938984-84-7 C8020 そこから沖縄歴史研究のすべての思想のドラマが始まる。 (比屋根 照夫/琉球大学名誉教授「総論 沖縄歴史研究の出発」本書より) 激動の明治・大正・昭和初期を生きた沖縄県民の姿がこの一冊に集約! 琉球処分の断行、支配体制の変動、差別と貧困、蘇鉄地獄と移民そして沖縄戦へ… 近代日本へと組み込まれていく沖縄県民の苦悩と生へのひたむきな情熱、郷土を愛した人々の活躍を35名の論者が鮮やかに活写する! 沖縄の歴史では、1879年(明治12)の琉球処分から1945年(昭和20)の沖縄戦までの65年間を「近代沖縄」と区分しています。 この時代は、琉球処分によって沖縄県が設置され、「日本のなかの沖縄」が形成されていった時代。「王国」から「県」への大きな変化の中で、沖縄の人々は、政治や経済・文化面で、政府や他府県人による偏見や差別に苦しみましたが、沖縄人がアイデンティティーに目覚め、現在の「沖縄学」の基礎が構築される時代でもありました。 近年、県内外における沖縄近代史研究の進展はめざましいものがあります。その研究の成果を活かし、時代の特徴をつかみつつ、しかも読みやすい貴重な一冊となっています。 |
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